・喫煙をやめられないニコチン依存症の方を対象に、健康保険を適用した禁煙治療を行っています。
・午後の診療時間に禁煙治療外来を設けています。初回治療の方は午後7時までに来院してください。2回目以降の治療日は予約をおとりします。なお、どうしても午前中しか受診できない方はお電話にてお問い合わせください。

健康保険を適応した禁煙治療をうけるためには、
1.「1日の平均喫煙本数（本数）」×「これまでの喫煙年数（年数）」が200以上
2.１ヶ月以内に禁煙を始めたいと思っている
35才以上の方は、以上のいずれも満たしていることが必要です。それより若い方は２のみが必要です。まずご自分で確認してください。他にも要件がありますが、それらについては初回来院日にチェックします。なお、健康保険を適用した禁煙治療経験のある方の場合、前回の治療の初回開始日から1年以上経過していなければなりません。

禁煙治療で処方する禁煙補助薬には次の2種類があります。
1.ニコチンを含む貼付薬（ニコチネルTTS）
2.ニコチンを含まない経口薬（チャンピクス）
患者様とご相談のうえどちらかに決定します。

12週間で5回受診していただきます。2-3回目は前回受診から2週間後、その後は4週間間隔です。

【1回目の受診日に行うこと】
・保険治療を適用できるかどうかチェックします。
・呼気中の一酸化炭素（タバコの代表的な有害物質）を測定します。
・禁煙開始日を決定し、「禁煙宣言書」に署名していただきます。
・禁煙補助薬を決定し、処方箋を発行します。
【2-4回目の受診日に行うこと】
・呼気中の一酸化炭素を測定します。
・禁煙の状況と副作用の有無をチェックし、治療経過についてアドバイスします。
・禁煙補助薬を処方します。なお、ニコチネルの場合、処方は3回目で終了です。
【5回目の受診日に行うこと】
・呼気中の一酸化炭素を測定します。
・禁煙治療終了です。修了証を発行します。
・禁煙続行にあたって必要なアドバイスをします。

禁煙治療には、自己負担3割として12週間で20,000円弱必要です。
1日1箱喫煙する方なら、12週間分のタバコ代（1箱400円として33,600円）より断然安くなります。